Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
今回製作するのはMa.Kの陸戦ガンス
パッケージに乗っているのは呉名産品の
がんす&がんすドーナツ
ドチラもウマイです
私は模型的趣味としては早くに目的達成してしまったので こっから先は時間的に制約をかけずに 好き
な時に好きなだけ時間をかけて模型を作って行こうと思います。
模型を作って2年ちょいですが、どうやら私には工作的にも塗装的にも突出したセンスは無い事がわかり
ました。
ただ一つ、誇れるのは「作る工程を楽しむ才能は大いにある」という事。
仮に完成まで到達出来なくても 「作っている時間」を思いっきり楽しんで行こうと思います。
今回はMa.Kのマシンですが将来的にAFVをやりたい私にとっては考証を考えなくても作れるスケール
モデルの橋渡しとなるカテゴリです。
1/20スケールという他にはF1くらいしか無いスケールの模型カテゴリで、今まで1/100スケールの
ものを主に作っていた私には非常に難しいスケールですが 出来るだけ適応して作ってみようと思います。
このガンスでは
金属の「硬さや柔らかさ」「反発と柔軟」「堅牢であり脆い」「素材種類の違いによる重さの違い」
などの要素を表現してみたいと思います。
大した技術は持っていませんが、あるだけの力を注いでみる所存です。
と、この記事を書いている時点で実は工作の60%は終了してますので順次アップしていきます。
鋳造表現 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
← これはg5パーツで最も装甲が厚いであろう場所。
特に機体正面は最も厚い45mmの厚さがあったのだろう。
しかし装甲は最も厚い45mmと最も薄い30mmの差があま
りないんですねぇ(^_^;)
基本的に装甲された戦車は最も厚いのは砲塔正面で、薄い
のは底面、上面、後方などの攻撃を受けにくい場所。
これは胸?のe1・e2の部分
基本的に曲面の装甲部分は「鋳造」で製造したものと思われ
るので「鋳造肌」を表現した。
一般的にはラッカーパテで表現される事の多い鋳造肌ですが
私は彫り込みによる鋳造表現にしています。
理由はリアルである事もありますが、最も重要なメリットは「接
着が出来る 」という事。
ラッカーパテではパーツを接着しようとするとその部分のパテを取り除かなくてはならないので、
とても面倒。
このMa.Kシリーズはパーツの接着ポイントが極めて小さい場所が多数ありますので このプラ
彫り込み法は便利です。
← ここは頭部?の上面
場所によって鋳造肌の「キメ」の細かさを変えております。
上から下に行くに従ってキメを大きくしました。
地面に近い側は他の傷の入ると思っているからです。
又、全体的に鋳造表現がオーバーですが、これは金属パーツ
と一緒にサフ吹きする為に、金属プライマー成分の入ったタミヤ
のモノを使用するですが この製品は粒子の番手が大きいので傷が埋まってしまう効果を見越した
からです(前にこれで失敗経験あり)
全体的に曲面のパーツは早い段階で鋳造表現しておきます。
←頭部裏のパネル
ここは攻撃を受ける場所ではないので大きいメンテナンスハッチが
あります。
このハッチはツマミを捻って取り外しが出来るツールレス機能が
あるように見えたのでディテールアップしてみます。
モールドもずれているようなので、に一旦埋めてツマミを作ります。
このように穴を開けます
ずれないように慎重に・・・
おっと、このハッチは薄い軽い金属(ジュラルミン)で作ってあるMy
設定なので鋳造表現は行いません。
頭部の裏
ここにプラバンを貼ってツマミをつける際の「接着しろ」を稼ぎます。
ちょっと面倒ですな。
メンテナンスハッチの完成
見えにくいですがハッチには前後方向にスジを入れて異素材である
事を表現します。
頭部裏には大小の2カ所にハッチがあります。
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 頭 その1 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
頭部の加工に入ります
色んなモールドがありますが、一体成型なのでシャープさが無いから
市販のディテールアップパーツを使ってシャキッとさせます
この矢印の部分などが甘いモールドの例
頭部に数箇所 このような甘いモールドの部分があります
まず、穴を穿っておいて・・・
こうなります
これでハッキリしました
それにしても このアングルって巨神兵っぽいですね
このように小さなアクセスハッチもあります
そのままでは彫りが甘いのでケガキ針で深く彫り込んでおき
ます
首?部分
h1パーツですが押し出しピン跡がありますので整形しておい
て円形パーツなので筋目を付けておきます
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 頭 その2 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
ここはレシプロ機のエンジンですね(^_^;)
全てが一体成型になっています
まず、赤矢印部分を彫り込んでおいて別パーツに見えるように
します
本当ならプラグコードとかがいるのでしょうが、ガンスではこの
部分はエンジンじゃないですよね?
多分・・・
コードの変更
このコードも甘いので作り直します
太い方のコードは径0.8mmハンダ線で作り替えます
アップ
ここはテクスチュアをつけて金属箔パイプ化しました
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 頭 その3 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
ここも市販パーツを使ってディテールアップします
ワケあって差し込み式にして取り外し可能にしておきます
面倒ですが後で活きてきます(おそらく)
謎の膨らみ
なんだかよく分からない部分ですが、ここは外周を彫り込んで
別パーツ化になるようにしておきます
何だろうか?
目玉
ここが顔面なんですが、スモーククリアパーツです
どうやら昔のノイスポッターの名残でムギ球を仕込んで電飾
出来るようです
でも陸戦「ガンスではオミットされています
後頭部?にもクリアパーツが・・・
このようにクリアパーツ化されているという事はライトもしくは
カメラ、センサなどの光学機器だと思います
ちょっとディテールアップします
加工しやすいように後頭部に穴をあけます
こうします
基部を裏側に作って、さかつうのプロジェクターレンズを仕込む
事にしました
何だかわかりませんが かなり光学機器っぽくなりました
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 アンテナ その1 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
ここはアッサリしたモールドだったのでディテールアップしました
完成後にアンテナに引っ掛かっても壊れないようにWスプリング
化したおきます
径0.5mmの真鍮線を差し込んで完成です
右側頭部アンテナハッチ
微妙な部分に凹みがあるので本体
の方にリベットを打たなければなら
ないハメに・・・
そして
アドラーズネストの六角ボルトでハッチの止めを作ります
この凹みが謎でしたがノイスポッターの名残で使わない部分だ
という事が判明
左側頭部のハッチもディテールアップ
六角ボルトを打っておきます
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 アンテナ その2 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
ここにアンテナ留めとしての六角ボルトを付けました
完成しても見えないだろ~な~
a7・a8パーツのアンテナトップ部分
本体中央に筋が彫ってあるんですがモールドが甘いです
ディテールアップします
金属化してシャープにします
a23・a24のアンテナトップ
ここはそのまま整形のみで活かしてます
と言っても 付け根だけ基部を真鍮パイプに置き換えました
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 スモークディスチャージャーを作り込む その1 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
押し出しピン跡がありますので埋めます
若干のうすうす加工をします
前方より
弾体が入った状態での製品化です
これは煙で機体を隠すというローテクな兵器?ですが、私はちょっと
ナメてまして実は凄い量の煙が発生します(参考)
ディテールアップの資料
意外とヒンジに対してボルト・ナットが大きいので・・・
こうしました
左右にあるスモークディスチャージャーですが、一番上のを射出した
後の状態にしてみました
点火コード基部と取り付けナットを追加工作しています
でも、何か物足りないです・・・
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 首加工 [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
水平スイングしか出来ません
加工します
首をボールジョイント化
立体的な動きが出来るようにします
ボールジョイントがモロ見えなのは悲しいので保護ブーツを
被せておきます
参考
愛車のダンパー部分のブーツです
ちゃっかりパーティングラインが入ってます
よって、ガンスの首ブーツもパーティングラインは消してません
胸の加工
こっちは「受け側」の可動軸を作りました
こーなります
ジョイントが見えないので違和感が無いと思います
仰角と俯角
大して角度は付きませんが自己満
足的工作という事で(^_^;)
こっち向きは大きく動きます
でも、側面に武器が付くので実際はここまで見上げれないです
ま、工作の引き出しが増えたという事で・・・
Ma.K素人の作る「陸戦ガンス」 どきがむねむね [Ma.K 陸戦GANS [白虎 Phi-fu]]
謎のポッチがあります
ディテールアップ
やっても全く効果がありません (^_^;)
後部にエンジンっぽい構造があります
パーティングラインがあるので一旦 削
り取って作り直します
首関節基部
ここは構造上に残念な位置に継ぎ目が・・・
ここを消すのは非常に面倒です
削り取って一体化に
かなり手間が掛かります
こんな工作をやっている人は皆無で
しょうなぁ・・・